子ども 保護者の立場で相談に行く時のポイント はじめに 子どもの相談のために、カウンセラーと継続的に会っているという方も少なくはないでしょう。相談の時間をどのように過ごすと子どもへの良い支援につながるのかを考えることが今回の趣旨となります。 「子どもことでの相談」はどんな内容があるのか 最初に主に18歳までのお子さんを想定してお話を進めていきたいと思います。こ...
社会 ヤングケアラーをめぐる課題 子どもが介護や子育てを担い、その負担が自身の人生を犠牲にする程に大きければ、その子どもはヤングケアラーと言われます。就学・就業への影響や人間関係を形成する機会の減少などが生じ、生涯に渡っての不利益を被る可能性が懸念されます。早期の福祉支援が必要です。...
社会 教育虐待を防ぐために はじめに 高度経済成長期に学歴社会が形成された我が国では、今でも学歴が人生に与える影響は無視できるものではありません。それは、生涯賃金や資産形成に大きな影響を及ぼします(参考:厚生労働省/令和2年賃金構造基本統計調査(外部リンクへ))。学歴が全てを決定するわけではありませんが、保護者の考え方や子育ての方針が将来を決定...
子ども 子どもの発達〜高校〜 はじめに 義務教育を終えて高校生になると考え方や心の有り様は大人に近くなります。保護者も中学生の時以上に我が子の個性を感じ、またその個性を受け止めていくことが求められるはずです。抱える悩みや生じる心の反応も大人に近いものとなるため、誤魔化しや気休めでは通用しなくなります。時には腰を据えて話し合う姿勢が求められるように...
子ども 子どもの発達〜中学校〜 はじめに 中学生になると心身ともに急激な成長が見られます。思春期に入り第二次性徴が始まるために気持ちがとても不安定になることも特徴的な時期です。そして、大人で見られるような心の症状を訴える子どもが徐々に現れてくるのもこの時期でしょう。そのような背景のためか心理支援の重要性が小学校時代よりも高まります。 友人関係と恋愛...
子ども 不登校の経過と心理的意味について はじめに 不登校とは「何らかの心理的・情緒的・身体的あるいは社会的要因・背景により、子どもが登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること、登校をしていない状態にある児童・生徒」を指します。近年では増加傾向にあり、平成30年度では小・中・高の全ての校種で過去最高の人数を記録したようです。 統計 文部科学省の統...
子ども 子どもの発達〜小学校高学年〜 はじめに 今回は小学校高学年ということで5,6年生あたりを想定して書いています。この頃になると、先生よりも身体が大きい子も出てきますし、低学年と並んでいる様子を見ると明らかに雰囲気が違います。小学校に勤めていると、「1年生であんなに小さかった子が…」と感じることも少なくなく、この数年の成長は本当に早いものだなと感じる...
子ども 子どもの発達〜小学校中学年〜 はじめに 小学校中学年となると、身体も随分と大きくなってきた頃でしょう。そして、保護者の目が届かなくなり、気がつけば突拍子もないことをしているのもこの時期です。 友達関係を作れるように 低学年の時は場が盛り上がっている中で一緒に過ごすことで、なんとなく関係が出来上がっていきます。しかし、中学年頃からは子ども同士の相...