心の症状 強迫性について はじめに 強迫性という言葉に皆さんはピンとくるでしょうか?必要以上に何度も同じことを確認したり繰り返す行動や、「こうでなければいけない」という思いがずっと頭の中を巡ってしまうこと、一つの考えにずっと凝り固まってしまう様子などに用いられる言葉です。診断を受けるほどではなくとも実は悩んでいる方が少なくない心の働きです。 ...
子ども 子育て 子どもの発達〜就学前①〜 まちだカウンセリングの発達支援 当ルームではお子さんの子育てや養育について、保護者の方からお話をうかがい対応を一緒に考えていくことを行なっております。しかし、設備の都合もありお子さんの療育やプレイセラピーなどを行うことが難しいのが現状です。それでも何かしらお手伝いできることがあればと考え、「子どもコラム」として情報の...
人間関係 空気を読むことの負担について はじめに 「空気を読む」という言葉はだいぶ一般的な言葉となりましたが、あえて定義づけるのなら「言われなくても相手の意図することを推測し、相手の期待に沿った行動をとること」とでも言えそうです。社会生活を営む上で我々にとって空気を読めることはプラスの評価となり、空気を読めないことは特に集団場面でのマイナス要素となりえます...
心理士 カウンセラーの事情③・学会への所属 カウンセラーが所属する団体について 学会の会期中ということもあり、心理士(主に臨床心理士)が所属する学会や職能団体について書かせて頂こうかなと思います。特定の団体の情報というよりも、所属することが心理士にとってどのような意味があるのかという話です。 学会への所属 おそらく最初に所属する学会が「日本心理臨床学会」とい...
心理療法 心を知るために必要な姿勢 はじめに カウンセリングの場では自分の心と向き合う過程がどうしても必要になります。例え症状の除去や人間関係の変化が目的であっても、自分がどのようなことを考えて、どういう結果を望んでいるのかを自覚しておくことは必須でしょう。そのためには自分の心を眺めるための姿勢を作るという視点が大切になります。では心を眺める姿勢とはど...
心理療法 料金 カウンセリングが有料である必要性とは はじめに カウンセリングの料金は決して安いとは言えません。当ルームの継続カウンセリングは45分で8,000円を頂いておりますが、カウンセリング業界ではこの価格でも決して高い方ではないはずです。しかし、「なんでこんなに高いのか、しかも1回1回のカウンセリングで劇的に効果が現れるわけではないのに!」と思われる方は少なく...
心理士 カウンセラーの事情②・働き方について 働き方の話 当カウンセリングルームでもそうですが、曜日によって様々なカウンセラーが勤めているカウンセリングルームは多いです。企業や官公庁などに就職すると正社員として毎日出社していることが一般的ですが、私たち心理士は非常勤や嘱託職員で何個も仕事を掛け持ちするのが一般的です。そのため、今日はどこの仕事、今日はどこの仕事と...
社会 職場が持つ居場所としての役割 はじめに 近年は働き方の多様化を柔軟に受け入れることが求められています。さらにCOVID-19の感染予防のために、2020年よりリモートワークの推奨が日本に留まらず、世界全体で押し進められました。柔軟に仕事に向き合えることは確かに生産性の向上につながります。しかし、我々日本人にとっての職場は合理的かつ効率のみを求める...