心の症状 社交不安 社交不安の悩み はじめに 社交不安症に悩む方は割と多く、カウンセリングの場でも相談の入口となることが少なくありません。現代社会では多くの人が毎日のように外出をする必要があるため、社交不安が強くなると日常生活が著しく損なわれる可能性があります。 DSM-5による診断基準 社交不安症は不安症群/不安障害群の中に位置づけられており、社交...
心の症状 自分を認めて貰えない怒り はじめに 我々は日々誰かと過ごし、やりとりが生じています。その中には友好的で楽しく過ごせるやりとりもあれば、何らかの力関係が働き、どちらかが苦痛を感じてしまう関係もあります。今回はどうも自分を肯定して貰えない、認めて貰えないという人間関係に焦点を当てていきます。 認めて貰えない人間関係で生じる怒り やりとりの中で否...
心の症状 睡眠 睡眠の問題との付き合い方 睡眠障害とは 睡眠障害とはどのようなものかを調べてみると、山口祐司先生による「昼間の睡眠に支障をきたすような睡眠状態」という表現がスッキリしていて分かりやすいように思います。日常生活に影響を与えてしまうようであれば、それは心身を休めるという睡眠の目的が損なわれていることになりますので治療が必要となります。 睡眠障害の...
心の症状 過剰適応 過剰適応の悩みと苦しみについて はじめに いわゆる造語なのでしょうが、割と耳にすることが多い言葉のようにも思います。言葉そのものが状態を的確に示しているので、起こっていることがスッと理解されるのでしょう。 ところで、「過剰適応」という言葉はいつ頃から出てきたのでしょうか。調べてみると1982年に福島章先生が「過剰適応症候群」という表現で社会人の就...
心の症状 愛着 愛着障害の背景と影響について 愛着とは 愛着という言葉は少しずつ知られた言葉となってきました。特に子どものメンタルヘルスの分野で使われることが多いものです。愛着は英語のattachmentを訳したもので、適度に人を求める気持ち、その気持ちを土台にして他者と関係を維持する力を指します。 愛着障害とは 愛着障害とは、人を求める気持ちを適切に発信でき...
心の症状 うつ喪失 喪失の反応と留意点 はじめに 私達は人生のどこかで必ず大切な対象を失う経験をします。それは親やパートナーであったり、あるいは地位や信念かもしれません。自分の大切なものを失う経験は非常に辛いものであり、ときには自分を保てなくなるほどに打ちひしがれる体験となることもあります。このような喪失の体験をどのように乗り越えていくのかが今回のテーマと...
心の症状 解離 解離の悩みとカウンセリングの目標 はじめに 解離という言葉はどの程度認知されているのでしょうか。DSM-5を確認すると解離とは「a)主観的体験の連続性喪失を伴った、意識と行動へ意図せずに生じる侵入」「b)通常は容易であるはずの情報の利用や精神機能の制御不能」と定義されています。多くの場合は過度なストレスにさらされた時に心の一部を切り離して身を守るため...
心の症状 自傷 自傷行為の悩みと背景について リストカットやオーバードーズに代表される自傷行為には、諦めの気持ちと助けて欲しいという気持ちの2つのメッセージが込められています。しかし、繰り返されることで当初の意味は色褪せていき、嗜癖という性格が強くなっていきます。本コラムでは自傷行為の背景にある気持ちについて考え、カウンセリングでの扱い方もご紹介しています。...